いとう  まさかず

伊藤 将和

Ito Masakazu

『生命の器 The vessel of LIFE 2012』

現代に生きる私たちが関わる美術は,すべてリアルタイムで展開される「現代美術」です。現在のアートシーンでは絵画,立体,インスタレーションなど多様な表現が可能になりました。この多様化した表現の世界において,自己表現とは何なのか?自分を表現するとはどのような行為なのかを探っていきたいと思います。


 伊藤研究室では絵画制作における基本的な技法を学び,それらを足がかりとしながら,充分に時間をかけて油彩画制作に取り組みます。そこで培った技法や絵画に携わる素材の研究から,改めて現代における絵画表現を模索します。また,伝統的な表現技法である凹版画を学び,絵画との関連性を実践を通して学びます。異なるメディアから生み出された平面作品における表現の相違を探り,メディアの違いだけでは変わらない部分に根源的な自己を見つけていきます。さらには絵画や版画などの平面の領域にとどまらずインスタレーションや立体作品も研究対象とし,様々な素材に触れながら,広い意味での表現を研究していきます。これらの制作行為を通して一人一人の制作スタイルを見極め,現代における美術表現を模索していきます。自分の表現を探る行為自体が現代社会における美術のあり方だと思っています。



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