学校実習
専門職学位課程(教職大学院)では、大学院生が実践的な指導力を身に付けるために、学校における実習を行なっています。これを学校実習と呼び、学校教育全般にわたる諸課題に主体的に取り組むことのできる資質能力を培う高度に専門的な実習として必修化しています。
各学生の興味・関心、資質・能力に合わせて、小学校、中学校、高等学校等の実習校を決定します。学校現場と連携協力しながら、学校の抱える課題に応え、大学での研究成果を学校現場に還元していくことを目指しています。
学校実習を基本とした年間スケジュール
学校実習は、実習校にて年間150時間行います。アドバイザー(大学教員)は学校実習リフレクションのなかで指導いたします。
学校実習取組テーマ例
妙高市・小学校
1〜3 学年の下学年合同学級の図画工作科を中心とした授業支援、教材開発と授業実践を行いました。
また、彫刻刀の使用に不慣れである様子や指導に不安がある様子が見られたことから図画工作科での道具の安全な指導についての課題を明確にし、具体的な指導について提案しました。
上越市・中学校
在校生や地域の人々が参加できる閉校記念制作である活動を計画し,ワークショップを行いました。
また、美術科における鑑賞の授業実践も行い、2つの支援を通して、閉校記念制作や鑑賞の活動から在校生や地域の方など学校に関わりのある人同士や生徒同士の交流が促されました。
上越市・中等教育学校
美術科におけるリアクションペーパーをもとに記述された振り返りのコメントから生徒の授業に対する意識を調査し、実態把握に努めました。
テキストマイニングを用いて分析し、具体的な授業支援を模索することで、生徒の困りごとやニーズに応じた適切な指導と理想的な学修の場の創出について検討を図りました。
学内発表
学校実習終了後、成果報告書の作成・提出や実習校での成果発表の他、学内においても成果発表を行います。