あべ やすし
安部 泰
Abe Yasushi
安部研究室では視覚デザインを中心に研究しています。
研究室としては,ポスター・イラストレーション・エディトリアル・サイン等々の幅広い分野を扱い,手作業によるドローイングやエスキースからデジタルによる大型プリントの出力も含めて,多様なアプローチが可能です。
デザインには,専門知識が必要な部分も少なからずありますが,基礎に立ち返ってみれば人々がより良く生きる為の知恵や方法を研究しているということだと考えています。つまり「みえることと伝えること」について,実践を交えながら研究しているゼミであると言えます。
私自身は水辺をモチーフとしたイラストレーションの制作や,それを用いたグラフィックデザインの研究を主体としています。
学生の頃に,自分が好きなものを描いて,それが他の人や社会にとってはどんな意味や価値を持つのか?を考えて,いろいろと試しているうちに自然と研究のテーマが決まっていきました。
研究室の学生には,「自分にとって大切なもの」をしっかりと自覚してもらい,それが「社会にとって価値あるもの」になるように研究してもらいたいと思っています。
理論と実践を両立させて・・・と言うと難しく聞こえるかもしれません。でも,頭で考えているだけでは解らないからやってみる。やってみてもなかなか出来ないから考えてみる。その繰り返しがデザインのプロセスになっていくのだと思っています。